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両替レートは半径数メートル以内で全然違います



両替店が至る所に密集している香港。

旅行者の場合、繁華街等で両替店が集まっている所を見つけたら、あまり比較せずに両替を行ってしまいがちです。せっかく旅行に来ているのに両替なんかに時間をかけたくないという心理が働くのもわかります。

でも、ちょっと待って下さい。
両替レートは地域ごとでも当然異なりますが、同じ地域でも店によってかなり違います。

そこで、ある日の上環における両替店密集地帯の3つの店舗のレートを比較してみました。※もちろん、同じ日、同じ時間帯です。

ここでは、日本円10万円を香港ドル(HKD)に両替することを考えます。


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10万円は香港ドルでいくらになるか〜A店の場合〜



まずはA店から見てみましょう。


 shop_A


JPY 日元という行の、BUYという列を見ると「600」とあります。

これは、10,000円が600香港ドルになりますよという意味です。

もしくは、こちらの方が一般的な見方になりますが、数字の前にゼロが2つ省略されていると思って下さい。

つまり、「0.0600」であると考えると、両替したい数字に「0.0600」を掛けると、香港ドルの金額が計算出来ます。

この場合、

100,000円 × 0.0600 = 6,000香港ドル

となりますね。


10万円は香港ドルでいくらになるか〜B店の場合〜


では次にB店を見てみましょう。


shop_B


基本的な見方は同じです。

日圓 JPY という行の BUY という列に「061」とありますね。
この場合、ゼロがひとつ前に隠れていると考えてください。
つまり、A店と桁数を合わせるなら、「0.0610」となります。
B店の場合、

100,000円 × 0.0610 = 6,100香港ドル

となりますね。
A店よりも100ドル得をする事になります。


10万円は香港ドルでいくらになるか〜C店の場合〜


では最後にC店を見てみましょう。


shop_C


JPY 日元 の WE BUYを見ると「0.0623」とあります。
つまりC店の場合、

100,000円 × 0.0623 = 6,230香港ドル

となります。


半径数メートル以内で両替金額は3%以上も違う!



場所WE BUY10万円を両替すると
A店0.06006,000HKD
B店0.06106,100HKD
C店0.06236,230HKD

同じ上環地域でも、半径10m以内で230香港ドルの違いが出てきます。

たった230ドルと思われるかもしれませんが、日本円にすると約3,500円。
10万円の両替で3,500円の違いという事は、両替屋の選び方次第で3.5%も損をする場合があるという事です。これは決して無視できませんね。

尚、230香港ドルあれば、美味しい飲茶が2回は食べられます(笑)
お友達へのお土産も1つ2つ増やすことが出来ます。

たった数分、何店舗かを見て回るだけでこれだけ得をするなら見て回ったほうがいいですよね。

マネーの街、香港では賢い両替をして少しでも旅を楽しみましょう!


【補足】電光掲示板でレートを表示する両替店


C店では両替レートが電光掲示板を使って表示されています。
あくまで一般論ではありますが、このように電光掲示板を使っているお店の方が、ボッタクリである事が少なく、レートが良い事が多いです。お店としてそれなりにしっかりしている事の証でもあります。
A店、B店のようにアナログの掲示(手書きも含む)のお店は、レートの反映がいい加減だったりする場合があります。
時には、相手が外国人(特に日本人!)である事がわかると、「このレートは古いレートだ。今のウチのレートはこれだよ。」と全然低いレートを言われる事もあります。
こういう場合、交渉すればレートは多少良くはなりますが、そもそも掲示板通りのレートで両替してくれるお店で両替をした方がよいです。
おかしいなと思ったら勇気を持って断りましょう。

良い両替屋の見分け方、両替で損をしない方法について、また別の記事でご紹介する予定です。


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各両替所の詳細をご希望の方は下記メールアドレスまでご連絡ください。

※情報はもちろん無料です。

hk.underground.net@gmail.com

  



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